中国上海に行ってカルチャーショックを受けた話

国外に出たことのなかった自分が、このたび初めて日本を飛び出し、中国の上海に一週間旅行をしてきました。

中国上海の観光名所。外灘(バンド)の夜景は素晴らしい
!ライトアップ開始の19:00まで待たなきゃいけなく
て、この日は寒かった
中国上海の観光名所。外灘(バンド)の夜景は素晴らしい
中国上海豫園商城。ハーゲンダッツが謎にある
中国上海豫園商城近く

日本でしか暮らしたことのない自分にとっては、カルチャーショックの連続。日本よりも進んでいる部分もありますし、ルールがそもそも違うので戸惑うことも。

そこで今回は、個人的に感じた中国上海の文化・人・ルールなどをご紹介します。約500枚の写真・動画の中からピックアップして一緒にご紹介します。

キャッシュレスが進みすぎてびっくり

キャッシュレス進みすぎ(というか日本が遅いのかな)。

どんなに小さくて、このお店大丈夫かなという店でも、店頭の壁に掲出してあるQRコードをスマホで読み込んでかんたん決済。地元銀行の口座と紐付いていて、銀行口座から引き落とされるので、デビッドカードのようなイメージかな。

地下鉄など乗り物もキャッシュレスで、例えば地下鉄は現金で乗車券を購入することをあまり想定してませんから!みたいな作り。乗車券はテレカのようなものを再利用して使っている。

理由の一つに、現金を扱うと店員がくすねてしまうことが多いからだとか。勤勉で真面目な日本ではあまり考えられない事情だろう。

また、チェーン店などでは、オーダーを店員に伝えることなく、スマホからオーダーできるところも増えている。

鉄道でも警備が厳重

日本では手荷物検査を行う場所といえば、空港で飛行機に搭乗するときくらいかと。でも中国では空港に入るときも手荷物検査が必要。だから、一度空港ターミナルを出ると、再び空港ターミナルに入るには手荷物検査を通らなければならない。

地下鉄の荷物検査
高速鉄道の検査

驚くのは、鉄道も警備が入っていること。地下鉄に乗るには、改札を通る前に大掛かりな警備セットが設けられている。新幹線(高速鉄道)に乗るのも、チケットを購入したらまず荷物検査。そこを通過すれば待合所、改札、車両まで検査はないものの、これだけ乗り物に乗るのに検査されるなんて、日本では考えられない!

当然、手荷物検査のところは行列ができて、少なくとも5分位は時間が取られるので、時間は余裕を持っていたほうがいいだろう。

スマホはみんな持っているしWi-Fiも普及

中国は発展途上といっていたのは昔の話。現在はWi-Fiスポットもかなりあるし、国民の多くも日本人と同様、スマホを駆使している。飲食店や鉄道やまちなかでもみんなスマホの画面を見ている。たいてい動画(中国版YouTubeのYouku、ビリビリなど)を見ているみたいだが。

SNSは全滅!仕事できない

日本や欧米で普通に使えるSNS、Twitter、Facebook、Instagram、LINEは政府によるネット検閲で使えないようになっている。

ついでにいえば、Googleは全滅。Googleカレンダーでスケジュールを決めていたり、Gmailオンリーでメールのやり取りをしていたり、YouTubeで動画配信・視聴をしたいのであれば、まったく使えないので、注意が必要。

でもビジネスマンではどうしても使いたいということもあると思う。どうしたらいいか、というか、現地の日本人はどうしているかというと、VPNサーバーを使ってアクセスをしている。中国でも日本でも有料サービスがあるので、中国に行くことが決まったら、行く前に手続きをして設定をしていくことをおすすめしたい。

電動バイクがほとんど!静かで気づかない

日本だとまだガソリン車が台頭していて、電気自動車はまだまだこれからといったところ。でも中国では車ももちろん走っているけど、バイク率が高い! しかも電動バイクがほとんどなのだ。

電動バイクが多い

これは中国でスモッグなど公害が深刻化していたから対策してきたものだけど、逆に、静かすぎて後ろから近づいてきていても気づかない。しかも中国では運転が荒いし、クラクション(プープー)と鳴らされるから、こわいものだ。

ちなみに、家や集合住宅(マンション)には電動バイク用の充電器が設置されていて、電動バイク普及を裏付けている。そして、雨でも電動バイクに乗れるよう、専用のかっぱをつけて走っている。若い女性は日焼けを気にしているのか、暑い日差しの中毛布のようなカバーを付けて走っている。真夏になれば、おなかを全開に出したおじさん、上半身素っ裸のおじさんも登場する。

電気自動車や電動バイクが多いので、市街地でもガソリンスタンド「中国石化」「中国石油」を、日本ほど割合多くは見かけない。実際、電気自動車の売上は飛躍的に伸びていて、逆にガソリン車は大幅減少中だそう。

自家用車はみんな外車

街を走る自動車はほとんどが外車だったりする。ボルボ、ベンツ、フォルクスワーゲンなど。少なくとも市街地では、古く錆びたような自家用車はほとんど走っておらず、セダンタイプの高級車が走っている。男性はもちろん、奥さんも運転をこなす。

家はそこまでお金をかけないが、車に関しては見えを張るのが中国人。家はボロボロでも車は高級車を乗り回している。

なお、トラックなど業務用車は結構ボロボロで、自家用車と業務用車の外見の差が激しい。荷物を溢れんばかりに載せた三輪車も未だに健在である。

三輪車

人が一番弱くて、トラックやバスが一番強い

自分の身は自分で守る。人が一番弱く、トラック・バスが一番強い。クラクション鳴らしながら突っ込んでくる。轢かれても文句言えない。実際、乗っていたタクシーが盛大に事故った。横から飛び出してきたバイクとタクシーの横のドアが接触したが、言うまでもなく当事者同士喧嘩が勃発。

なお、交通ルールが日本とは違っているところもある。まず右側通行。そして右折は信号無視OK。左側通行の日本で言うところの左折に相当するが、左右確認せずどんどん曲がって合流していく。徒歩で横断するときはそのことも念頭に置いておかないといけない。まわりをよくみて歩こう。

運転が荒い

バスの運転はもちろん、地下鉄の運転も荒い。急ブレーキは日常茶飯事である。日本のように乗客のことを考えた優しい運転などありえない。それを踏まえて自己防衛しておかないといけない。

基本せっかちな国民性だから、バスは扉がちゃんと閉まる前に発車する。だから、バスに一歩でも乗ったらまず掴むところを見つけなければならない。急ブレーキにも対処。でないと普通に吹っ飛んでいく。降りるときも動いているところからドアが開く。

バス乗り場でも静かに待っているだけでは通過していくこともあるから、乗ることをアピールしないといけない。

なお、道路の両端は電動バイクの専用エリアなので、バスに乗車するには往来するバイクに気をつけながらバスに乗り、降りたらすぐバイクが横切っていくことがあるので注意が必要。

地下鉄の車内

ただ、新幹線(高速鉄道)だけは加減速がゆっくりで唯一安心できた。が、いつだか脱線して事故車両を証拠隠滅のために埋め立てた事件があるから、そういう意味では安心できない。

高速鉄道
高速鉄道の上海の駅

お国柄、交差点には公安・交通警察がいる

いちおう社会主義国であるため、大きな交差点は交通量が多く、交差点の片隅には立派な詰所があって、交通警察が詰めていることが多い。詰所がなくてもパラソルみたいのを交差点の片隅に立てて一人の警官が立っている。そうでなくても、公安の車両が時々停まっていたりするから、何も悪いことをしていないのにびびりがち。

なお、公安・警察ではなくても、マンションエリアの入口や観光施設にも駅や空港など人が集まるところにはたいてい警備員的な人がいる。

地面もテーブルも汚い

日本ではあまり考えられないと思うが、中国人はすぐ唾やタンを地面に吐きがち。僕のすぐ横で地面に勢いよくたんを吐かれて飛散した気がする。市街地でもゴミ捨て、ポイ捨て、汚物の放置は普通。よって地べたに座るのはもちろんだめだし、地面は汚いのでキャリーケースの車輪はよく拭かなければならない。

そんな地面からのほこりが舞っていると考えると、場合によっては空気も汚いので、あまり口を開けて歩かないほうが良い。また、自動車や電動バイクはスピードを落とさないことが多いので、雨天時には水たまりの水の跳ね上げに注意が必要。服にかかったら台無し。

飲食店ではテーブルも危険。中国では食べ残し、しゃぶった骨などを普通にテーブルに置く。テーブルはゴミ捨て場にもなる。お店のスタッフがテーブルをしっかり拭いてくれているから大丈夫と思うなかれ。その拭いたタオルは使い回され、しっかり洗うことなく再利用されるからだ。したがって、清潔な日本人は、テーブルについたらまずテーブルをティッシュなどで拭くことから始まる。

ちなみに、ネクタイ付きスーツを着ている人をほとんどみない。鉄道員はしていたが、担当者によってはヤンキーのように私服+じゃらじゃらつけてる人もいて、自由だなと思った。

店員が寝ている

手前の人はスタッフであり、客のテーブルで寝ている

仕事に対する勤勉性の違いは、やはりカルチャーショックの中でも筆頭。店員はスマホを観ながら ぐでーっとしていることがほとんど。デパート1階にあるジュエリーショップでも女性スタッフはおしゃべりしてるか、ぐでーっとしてスマホに夢中。日本では姿勢もピシッとして接客に優れていると思うが。

挙句の果てには店員が突っ伏して寝ているなんて光景はザラ。入国審査官は無言でパスポートを放り投げがち。

水が危険

水道水は危険。沸騰させて使うか、浄水器をつける日本人も多い。便利店(コンビニ)でドリンクを買うか、お湯をもらう。

コンビニは便利店という
便利店店内

トイレについては水洗式も増えているが、市街地でも場所によってはちゃんとしたトイレがほとんどないので困る。仕切りがなくてとにかく匂いが酷い公衆トイレもまだある。トイレットペーパーがついていない公衆トイレもザラだから、ティッシュ類は必携。

中国のトイレットペーパー

なお、家庭やホテルではバスタブが付いていないことも多い。ガラス窓・ガラス扉で区切られたシャワー空間だけであることも。入浴する習慣がない。公衆浴場はあっても、温泉はほとんど見られない。

なお、コンセントは日本のものが使える。

南国フルーツがスーパーに並ぶ

スーパーで販売している商品のサイズが規格外。料理用油のサイズがバカでかい。おまけに小さな油がついてくるくらい。牛乳は洗剤用入れ物だったりする。

熱帯地方のフルーツ(ココナッツ、マンゴー、ドラゴンフルーツ、マンゴスチン、パッションフルーツ、ライチ、ドリアン)が山のように積まれている。小さなきゅうりは食べ歩くからフルーツ、大きなきゅうりは野菜らしい。

なお、スーパーに入るときは身の回り品をロッカーに預けないといけないところもある。またセルフレジを導入しているところもあるが、スタッフがやり方を説明していて、まだ発展途上。

都市部では大型商業施設、日本で言うイオンとかデパートのようなものは結構ある。日本とそんなに変わらないし、吹き抜けがあって建物のデザイン性も優れているし、エスカレーターやエレベーターもあるし、暑い日には避暑地になる。

ショッピングモール

中国車を販売していたり、音楽ライブをやっていたり、アパレルショップ、上層階にはフードコート・飲食店が入っていたり、電気屋、雑貨店などいろいろある。

アパレル関係ではユニクロが進出しているから、見かけるとほっとする。でも、まったく同じロゴデザインで「メイソウ」と書いてあるパクリチェーン店があるからびびる。

破産者の個人情報を垂れ流す

バスに乗っていると、テレビ画面を見る機会がある。共産党の歌が流れると乗客が一緒に合唱することもあるから中国らしい。そしてもう一つは、破産者の情報が顔写真・氏名付きで画面に流れるのにはびっくりした。

基本、主張が激しい

前述の通り、クラクションを鳴らしまくったり、ケンカ勃発したりというのは日常の風景だが、中国人は全体的に主張が激しい。そして声が大きい。というのは日本に増えている中国人観光客を見ればわかるか。日本で言えば大阪のおばちゃんみたいに、会話にすぐ入ってくるようなおしゃべり好きな人が結構いる。

都市開発のスピードが半端ない

共産主義・社会主義国家ということもあるが、都市開発のスピードが半端ない。ただの漁村だった場所が今や中国ITトップ企業BATH(百度・アリババ・テンセント・ファーウェイ)の本社もしくは大きな拠点を擁する経済特区となった深センのように、 国主導で都市計画が進められていて、しかもそのスピードが早い。都市によっては、国に取り込まれた区画については高層マンションの建設ラッシュとなっている。

マンションは1部屋1部屋違う

中国の都市部では、マンション群として開発される。マンションを何棟も建設し、それらを束ねるかのように道路設計・緑化・駐車場などを整備する。マンション群を取り囲むかのように、区画の周囲には2階建てくらいの城壁がめぐらされるが、それは店舗群の並びとなり、大きなストリートに面する。場合によってはショッピングモールが区画に取り込まれることもある。

そんなマンションは、1部屋1部屋みんな内装が異なる。これは土地は国のもので何十年か契約で国から借りるものという考えに基づく「スケルトン売り」という方法で、柱むきだしの状態で購入し、オーナーそれぞれが設備や間仕切りを行う。家具や家電も備え付け貸す。だからオーナーの個性が出る。

これは高層マンションの話だが、都市部でもまだスラム街のような中国らしいといったら怒られそうだが、昔の中国の姿を映し出すエリアがあるのも事実だ。

ビン、辛いもの、小籠包、豆腐系などおいしいものはある!

中国の料理はまあまあ美味しい。ビンといって煎餅状にしたもの、真っ赤に染まって絶対辛いでしょ!という辛い料理や辛い串、また豆腐・湯葉のようなものを使った料理が多い。

見たからに辛そうだがこれでも辛さ控えめ
きのこによく刺すなあ
豆腐、湯葉、野菜などを選んで盛り合わせるのが中華スタ
イル。上のパクチーはよけたい。笑笑
人民広場近くの人気中華店、佳家湧包。カニ粉末入りの小
籠包的な。ジューシーで美味すぎた
腐豆腐は香りはひどいがまあまあ食べられる

幾つか具材を選んで鍋のようにして、みんなでつついて食べる料理はメジャー。油をたっぷり使うのはやはり中国らしい。ザリガニや犬肉や羊肉やセミ、カエルなどを提供する店もある。

はねをむしったセミを串にして食べる
中国のビールは日本ほど美味しくはない

若い女性が好むようなおしゃれなカフェ・スイーツも増えている。「奈雪の茶」といった「~の」と日本語を使うスイーツチェーンが増えている。店内はおしゃれで、おしゃれに着飾った若い女性たちがゆっくりと過ごしている。使っている材料はマンゴーなど南国風のものが多いように感じた。日本ではやっているタピオカドリンクのお店もいっぱいある。

人民広場近くのオシャレカフェ鹿角巷で、レモンとグレー
プフルーツとネギが入ったフルーツドリンク。水道水は危
険だからドリンク買って飲み歩く
エッグタルトめちゃうま
奈雪の茶で、マンゴーとクリームのドリンクなど。女性が絶対好むやつ

なお、チキンなど肉料理も多いが、たいてい骨付きである。日本では骨がついていると食べにくいと苦情が来るだろうが、中国だと骨がついていることが重要。骨もしゃぶる。ただ、茶碗蒸しは出汁もなにもない深みのないもので、日本に勝てない。

日本でおなじみチェーンの漢字表記が面白い

ファミマ。漢字では全家って書くんだね。ケンタッキーは肯徳基、スタバは墨巴寛珈琲、マックは麦当芳みたいな漢字、すき家は食其家、バーガーキングは汉堡王。

バーガーキング
ファミリーマート
ケンタッキー
マクドナルド
すき家
スターバックス

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